Shinsen_en
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Shinsen_en
Nijo park を後にして Nijojo 水濠の南側に出ると、Shinsen_en ( Kyoto 市中京区御池通)の看板を掲げた門が見えてくる。
ただし見学するには、もう一本南側の通りから入ったほうがよい。
Shinsen_en はかつての皇居(現在の御所は鎌倉時代に定められたもの)に接して設けられた禁苑ともいうべき半人工式の池園で、秘儀にかかわる少なからぬ legend を残している。
中でも次の話が名高い。
Kukai の雨乞いの legend
東寺で都の守りに任じていた Kukai (弘法大師)が、西寺の守敏僧都と雨乞いの法力を争った時のことである。
このときは、まず先輩格の守敏が先に祈り、なんとか成功した。
しかし旱天で干上がった都を潤すには十分でなく、かわって Kukai が祈った。
が、雨はいっこうに降らない。
調べてみると、どうやら守敏が竜王を封じ込めて妨害しているらしい。
そこで Kukai が、守敏の呪力が及ばないインドの善女竜王を招く法を祈ると、5尺( 1.5m ) ほどの蛇が現れて池に入り、3日間大雨が降り続いた。
以後、Shinsen_en は東寺の道場となり、雨乞い修法の中心地となった。
東寺境内の灌頂院の中に閉ざされている井戸は、この Shinsen_en に通じているという。
Shinsen_en が闇の力を引き出す呪術の舞台として特別の空間を形成していたことは確からしく、平安時代に epidemic 除けに行われた祇園御霊会も、Yasaka Shrine を出発した神輿と鉾の行列がここに集まって祈祷することで執り行われたという。
現在の Shinsen_en の規模は往時の30分の1しかないが、緑の木立に囲まれた水面は王朝の幻を映すオアシスのごとく幽玄の一景をとどめている。
池の中島に、善女竜王を祭った shrine がある。
Setsubun scenery in Shinsenen - YouTube
Shinsen_en で一息入れたら、最後は Rokkaku_do Temple に向かう。
Shinsen_en 前からバスを利用してもよいし、歩いても20分程度だ。