Nijo park (Nue Ike)
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Nijo park (Nue Ike)
鵺(Nue)のlegend
平安末期の仁平年間(1151〜53年)のことである。
夜な夜な都の東三条から妖しい黒雲が湧き起こり、内裏(皇居)の上空を覆うという奇怪な出来事が続いた。
そのたびに天皇はひどくうなされ、いかなる加持祈祷も効果がない。
そこで、これは黒雲の中に潜む妖魔の仕業に違いないと、弓の名手である源頼政(源頼光の五代目の子孫)に退治の命令が下された。
源頼政は、郎党の猪早太(いのはやた)を従えて寝ずの番に立ち、やがて現れた黒雲めがけて矢を放った。
すると凄まじい悲鳴があがって何かがドスンと落ちてきた。
そこを猪早太が走り寄って止めを刺した。
それは、顔が猿、胴が狸、手足が虎、尾が蛇からなる、鵺(Nue)と呼ばれる怪物だったという。
Nijo park 北隅に馬蹄形の輪郭をとどめる Nue Ike は、鵺(Nue)を射た矢の鏃(やじり)を洗った pond で、かつては空池だったが、整備工事の結果、2005年に現在の形になった。
pond に残された元禄年間建立の花崗岩の碑が僅かに古を感じさせる。
もっとも、その Nue Ike の由来を記す石碑は、もはや風化して読めない。
また、すぐ隣のNHK側の路傍には鵺池碑が建てられ、鵺池大明神が祭られている。
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